北海道の知床半島の西部沖で遊覧船の浸水により、行方不明になるという事故が発生しました。
浸水してしまった遊覧船は知床遊覧船が保有する「KAZU1」という船で26名を乗せて出航していたそうです。
当時は波も荒れることが予想されており、出航を取りやめるよう警告もあったそうですがKAZU1は出航してしまったそう。
舵を取っていた船長がなぜ出航してしまったのか、経営難による背景があったのかなど調べていきたいと思います。
目次
知床KAZU1の船長はヤバい人物だった
知床半島の西部沖で行方不明になったKAZU1ですが、その舵を取っていた船長に世間からは注目が集まっています。
KAZU1が出航する前、別の運行会社の人物が「行かない方がいい」と船長に警告を出していたことが明らかになっています。
海が荒れるのが分かっていたので、きのうは行くなと言った。なぜ行ってしまったのかと思う
KAZU1の船長の詳細は分かっていませんが、SNSやネットからは「かなりヤバい人物なのでは?」という噂が広まっています。
知床KAZU1は2021年に座礁事故を起こしている
知床遊覧船のKAZU1ですが、2021年に浅瀬に乗り上げる座礁事故を起こしていたことも明らかになっています。
その事故では幸いけが人などは出ておらず、自力で浅瀬から脱出したそうですが船長はこの事故によって書類送検されていたそうです。
今回KAZU1の舵と取っていた船長と同一人物かどうかは分かっていませんが、安全性への配慮や危機感は少ないのかもしれません。
知床KAZU1は座礁事故で船前方が割れていたと噂
2021年に座礁事故を起こしていたKAZU1ですが、驚くべきはその時に船の前方が割れていたという情報があったそうです。
浅瀬に乗り上げた際にKAZU1前方が割れていたと別の運行会社の方が証言していました。
あの船は去年座礁したことがあり、自分が見たかぎりでは船の前方が割れていて直していない。そこに亀裂が入って水が入ったのかもしれない
知床の観光船事故、ニュースで地元の同業者の方が「天気が荒れるからやめとけと船長に言ったが行ってしまった。去年座礁事故を起こした船なのでもともとヒビが入ってたのではないか」と言ってて、だとしたらこれは運航会社は相当の責任問われることになりそうね。。。
— natsuko kuwabara (@nt_k) April 23, 2022
このことが真実であれば、KAZU1の船長だけでなく運営する会社についても信用が問われてきますよね。
知床遊覧船は経営難で船の修理を怠っていた
知床KAZU1を保有する知床遊覧船がなぜ船の修理を怠っていたのか調べてみると、どうやら知床遊覧船は経営難だったことが明らかになっています。
2020年にはクラウドファンディングで資金を募集していたそうです。
5月末までは運航を自粛し、6月以降も危機的な予約状況に陥っております。 出典:CAMPFIRE
結果として目標金額の500万を大きく上回る、620万の資金を集めることに成功したそうです。
しかしその後も苦しい経営状況に大きな変化は無かったようで、船の修理よりも利益を追求していたとSNSではコメントされていました。
知床KAZU1の乗車料金は8,800円で人気コースだった
知床KAZU1を運営する知床遊覧船には3つのコースが用意されていて、一番人気は8,800円の知床岬コースだそうです。
コース | 料金 | 遊覧時間 |
知床岬 | 8,800円 | 3時間 |
ルシャ湾 | 6,000円 | 2時間 |
カムイワッカ | 3,500円 | 1時間 |
知床の観光船について
知床観光の目玉と言うくらいのもので行けば乗らなきゃ!って気持ちになります。
コースは2つあって、近くのカムイワッカの滝コースと遠くの知床岬コース。
近くは1時間程度、後者は3時間強。ヒグマを見るための2時間程のコースを設けてる事もあり金額は9000円〜3000円
リプに続く pic.twitter.com/xa8CU5jOa3— Takki(たっきー) (@Takki_Sapporo) April 23, 2022
船の上から自然動物や壮大な景色を眺めることができる知床ならではの、人気観光スポットなだけあって今回の件は胸が痛くなりますね。
知床KAZU1浸水のさらなる原因究明も今後の大きな課題となっていきそうです。